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著者:Matsumoto, Miwao
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信頼の置ける科学者、エンジニア、政府職員、ジャーナリストやその他の人々はどのように、そしてなぜ福島の被災者が被った被害の予測と事前の策定に根本的に失敗してしまったのでしょうか。なぜ、原子力村の中で連携し合ってきた組織ネットワークの側から、リスクが大惨事になることを防ぐ努力がなされていなかったのでしょうか。本書は、『構造災』の概念をもう一度明確に示すことで、これらの疑問に答えています。最初に、構造災の経路依存性を、原子力のみならず再生可能エネルギーに関する経路依存性を社会学的に再検討することにより明らかにしています。次に、規格化された軍事技術に関して秘密裏にされた第二次世界大戦直前の事故や1923年の関東大震災をご都合主義的に利用したことに構造災の起源をたどっており、したがって構造災の展開を長期的かつ歴史的な観点から再構築しています。 利害の対立や文化本質主義から距離をとることで、本書は、より永続的であり普遍的ながらあまり知られてこなかった、そしてリスクを被害へと転換させた構造災の形態とメカニズムに焦点を当てています。また本書は、科学と技術の社会学における科学・技術・社会の接点、科学技術研究、災害の社会学、さらに軍事・産業・大学の複合体の社会史やそれらを超えたところにある、学問的に重要な新しい展望に光を当てています。
商品コード:1024307864
出版社: Routledge
出版年月:
2021/03
ISBN-10: 1138230340
ISBN-13: 978-1-138-23034-7
出版国: イギリス
装丁: hardcover/Geb./rel.
媒体: 冊子
ページ数: xvi, 276 p., 25 illus., 35 tbls.
ジャンル: 行政学